「変性アガロースゲル不要」かつ「後染め不要」なローディングダイ
RNA Ezloading Dye
変性アガロースゲル電気泳動について
一本鎖RNAは、塩基間で水素結合を形成して高次構造をとるため、アガロースゲル電気泳動でRNAサイズに応じた移動度を確認することが難しいとされています。そこで、一本鎖RNA分子内での水素結合を抑制するために、変性剤を含んだアガロースゲルで泳動する手法が用いられています。変性剤には一般的にホルムアルデヒドが使用されますが、人体への有害性があるため、取扱いには注意を要します。
RNA Ezloading Dyeを使用すれば、ホルムアルデヒドを含まない「いつものDNA用のアガロースゲル」でRNAを泳動することが可能となります。変性アガロースゲルを作製する労力・時間を無くし、ホルムアルデヒドを多量使用することによる実験者の心理的負荷まで軽減することができる画期的な試薬です。
製品の特長
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RNA試料と混合し、変性処理するだけで、1×TAEや0.5×TBEで作製された非変性アガロースゲルでRNAを電気泳動することができます。
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RNAの変性処理時に臭化エチジウム(EtBr)染色が行われるため、ゲルの染色工程が不要です。
操作方法概略
使用例
RNAマーカー(#DM160) またはRNAサンプル(Human Total RNA)を本製品と混合し、プロトコルに従って前処理した後、電気泳動した。
RNAマーカー(#DM160)と各社類似品ローディングダイを混合し、それぞれのプロトコルに従って前処理した後、非変性アガロースゲルで電気泳動を行った。泳動バッファーにはTAEを用いた。
注意事項
ホルムアルデヒド、ブロックインキュベーターが別途必要です。
厳密な実験を行う場合には変性アガロースゲル電気泳動についてもご検討ください。変性アガロースゲル電気泳動の手順は実験TIPS vol.7でご紹介しています。
関連製品:RNAマーカーがセットになった製品(製品コード:DM170)
RNA Ezloading Dye (2×)(製品コード:DM172)にRNA High, DynaMarker®(製品コード: DM160)がセットになった製品です。
オススメ!
RNAマーカー
一本鎖RNA用マーカー、二本鎖RNA用マーカー、着色済みマーカーなど、様々なRNAマーカーを取りそろえています。
オススメ!
RNase/DNaseフリー水
・容量 1 mL, 10 mL, 50 mL, 250 mL, 500 mL, 1000 mLをラインナップ。試料の希釈や反応液の調製などの少量使用から、アガロースゲルや泳動バッファーの調製などの大量使用まで、さまざまなニーズに対応します。
・1本ごとにキャップシールで密封されているため、開封済みのものがひとめで分かります。「新品」を確実に開封して、安心して実験することができます。
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